ダルビッシュが宇田川を絶賛「凄いです」 “成長”に驚嘆「手の届かない所に行った」

侍ジャパン・宇田川優希(左)とダルビッシュ有【写真:荒川祐史】
侍ジャパン・宇田川優希(左)とダルビッシュ有【写真:荒川祐史】

WBC制覇に必要なのは「世界一を考えないこと」

 野球日本代表「侍ジャパン」のダルビッシュ有投手は、3月の「ワールドベースボールクラシック」(WBC)に向けた宮崎キャンプ第2クール最終日の23日に取材対応。オリックス宇田川優希投手の“成長”に目を見張り、「ピッチャー陣の中心。ピッチング見てもすごいです」と語った。

 メジャー組でただ一人宮崎キャンプに参加しているダルビッシュ。ここまでの日々を「仲良く楽しく練習している」と語り、日本投手のレベルの高さに言及。「負けていないと思います。メジャーの選手と比べて。真っすぐの強さや変化球。コントロール、勝っているところもいっぱいある」と絶賛した。

 その中でも目を見張っているのが宇田川の“激変”ぶり。「数日前は馴染めないみたいな感じで、モジモジしてたんですけど」と振り返り、“宇田川会”となった投手会で「みんながすごく気を遣って話して、そこで本人も落ち着いたのか、その次の日くらいから逆にピッチャー陣の中心になっちゃって。自分の手の届かない所に行ってしまった。ピッチング見てもすごいです」とジョークも交えて語った。この日は宇田川のブルペン投球を間近で見学した。

 2009年の第2回大会では“胴上げ投手”になり、メジャーではキャリア11年。日米通算188勝右腕は世界一に必要なこととして「世界一を考えないこと」と明言した。「先を見ると色々おかしくなる。今日を一生懸命頑張る。その積み重ね。先を見ないことが大事」と一戦必勝を強調した。

【写真】「凄いです」見守ったダルビッシュも絶賛…宇田川のブルペン投球

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