「もう、気疲れない」宇田川会で蘇った自信 山本由伸も安心…確立した“愛されキャラ”

侍ジャパン・宇田川優希【写真:荒川祐史】
侍ジャパン・宇田川優希【写真:荒川祐史】

ブルペン投球にダルビッシュ「手の届かないところに行ってしまった」

 報道陣に取り囲まれる姿が日常になった。「調子も良くなってきました」「気持ちよく投げられました」。わずか4日前に口にしていたネガティブな言葉はもう、出てこない。野球日本代表「侍ジャパン」の宇田川優希投手は、すっかり自信を取り戻していた。

「もう、気疲れとかはないです」「皆、イジってきます」と笑顔で返す。23日はダルビッシュ有投手が見守る中、30球を投じた右腕は、いつものポーカーフェイスを崩した。ダルビッシュから「調子どう?」と聞かれ「まぁまぁです」と返答。隣にいた山本由伸投手から「ビッグマウス!」とイジられた。

 22日にはグラウンドで自撮りするなど、仲の良さが見られる投手陣。きっかけとなったのは、20日の「宇田川会」だ。投手会を開いた際に、ダルビッシュらが仲を深めようとこう名付けたことで“愛されキャラ”としての地位を確立した。この日も投球を見たダルビッシュから「手の届かないところに行ってしまった」と賛辞を贈られた。

 20日、投手会の前にダルビッシュらは「スワンボート」に乗りに行っている。実は宇田川は一度、行くのを断ったのだという。同学年の山本から誘われたが、つい遠慮してしまい「自分はいいよ」。しかし、山本が許さなかった。

山本由伸の作戦勝ち…遠慮がちの宇田川に取った強硬手段

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