打者呆然…投げていないのにストライク宣告 新ルールは「悪夢」「せわしない」

オープン戦で実際に運用された「ピッチクロック」【写真:Getty Images】
オープン戦で実際に運用された「ピッチクロック」【写真:Getty Images】

メジャーでオープン戦が開始…新ルール「ピッチクロック」が運用された

 メジャーのオープン戦が24日(日本時間25日)にスタート。今季から導入された新ルール「ピッチクロック」の運用も開始され、パドレスのマニー・マチャド内野手が初めての“違反”を犯してストライクを宣告された。ピッチクロックの残り8秒までに投球に備えなければばらないが準備を完了できなかった。試合を実況したアナウンサーは「考える時間などない」と語り、ファンからは「これは悪夢」「すでに気に入っている」など様々な意見が寄せられている。

 マチャドが“違反”を犯したのはアリゾナ州ピオリアで行われたマリナーズ戦。初回の打席で初球の準備に間に合わず、ストライクを宣告された。マチャドは打席で立ち尽くし、球審を見つめている。新ルールでは投手はボールを受け取ってから走者がいない場合は15秒、走者がいる場合は20秒以内に投球動作に入らなければならない。打者は制限時間の8秒前までに打席に入らなければならないと定められている。この試合では球場のネット裏一塁側寄りに“時計”が設置されていた。

 新ルールに反応は様々だ。パドレス放送局「バリースポーツ・サンディエゴ」で実況したアナウンサーは「考える時間などない。ただ投げる」と試合中に感想を語っている。

 米メディア「ジョムボーイ・メディア」の野球専門ポッドキャスト番組「トーキン・ベースボール」は公式ツイッターにマチャドがストライクを宣告されたシーンを投稿。ファンは「逆にこれで試合時間が伸びた気がするけど」「とても粋。これまで野球見なかったけど、これ気分が上がる」「選手たちを鑑賞する時間がない」「なんか、せわしないのう」と声を寄せた。新ルールはシーズンでどんな影響を及ぼすだろうか。

【実際の映像】突然のストライク宣告に打者呆然 メジャーで適用された新ルール

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