佐々木朗希、ダル直伝“魔球”は「全く別物」 第3の武器に手応えも「細心の注意を」

ソフトバンク戦に先発した侍ジャパン・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
ソフトバンク戦に先発した侍ジャパン・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

2回を投げて無失点、160キロ超も連発

 野球日本代表「侍ジャパン」の佐々木朗希投手(ロッテ)が25日、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で行われたソフトバンクとの「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 宮崎」に先発し、予定の2回を1安打無失点3奪三振と好投した。最速162キロの速球もさることながら、ダルビッシュ有投手(パドレス)から教わったというスライダーにも一定の手応え。「まだまだ投げたいスライダーの理想とは違うんですけど、その中でも空振り取れて変化自体も良かったのかなと思います」と頷いた。

 持ち前の豪速球と宝刀フォーク中心の投球の中に、“第3の武器”をのぞかせた。2回2死では、カウント2-2から今宮を外角のスライダーで空振り三振に。2イニングを振り返り「ブルペンでそんなに良くなかったんですけど、試合になったらいいボールがいっていたかなと思います」と語った。

 国際大会を勝ち抜く上で重要になるかもしれないスライダー。メジャー右腕からの教えは目から鱗で「スライダーの種類っていうか、同じスライダーでも全く別物を投げているような感覚。回転の仕方っていうかあるんですけど、横に大きく曲がるような回転で投げている」と説明する。もちろんまだ完成ではないし、理想は高い。「一歩間違ったら一番危ないボールなので、細心の注意を払いながら丁寧に投げていきたいと思います」と見据えた。

(Full-Count編集部)

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