佐々木朗希が“ダル塾”で大変貌 「意識させるだけで…」他国を狂わす新たな武器

ダル直伝のスライダーで今宮を空振り三振「投球の幅はさらに広がる」

 佐々木朗の代名詞は直球とフォークだが、この日は宮崎合宿中にダルビッシュ有投手(パドレス)から教わったスライダーも生きた。2回2死走者なしから今宮に対してはフォークを封印し、スライダーを多投し三振を奪った。

 ダルビッシュ、大谷翔平(エンゼルス)、山本由伸(オリックス)と共に先発ローテとして、他国からも警戒されるだけに「これまでのNPBで投げたデータをライバル国も確実に持っている。佐々木のイメージは直球とフォークだと思うが、進化したスライダーが加わることで投球の幅はさらに広がる。もう一つ、意識させるだけで十分にアクセントになるでしょう」と新井氏は語る。

 球数制限が設けられており、1次ラウンドでは65球、準々決勝は80球、準決勝以降は95球を超えて投げることはできないが「制球で苦しむ投手じゃない。ある程度のイニングは投げることができる」と、2回を26球で終えた内容を評価した。

 WBC出場メンバーで挑む初の対外試合で“開幕投手”を務めた背番号「14」。予定された2イニングを完璧にこなし、本戦に向け準備は万全のようだ。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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