3年間無安打のロマン砲を大抜擢、二刀流にも注目 新庄監督2年目…新球場スタメン予想

日本ハム・新庄剛志監督【写真:荒川祐史】
日本ハム・新庄剛志監督【写真:荒川祐史】

4番・野村、5番・清宮の前にどう走者を進める?

 各球団が春季キャンプを打ち上げ、シーズンに向け歩みを進めている。実戦を重ねて、今季の戦い方が見えつつある時期だ。ここでは新庄剛志監督が就任して2年目、新球場「エスコンフィールド北海道」に移転し浮上を目指す日本ハムのスタメンを占ってみたい。

 新庄監督は、1年間のトライアウトと位置付けた昨季と異なり、今季は固定メンバーで戦う方針を明らかにしている。その中でキーとなるのは、ポイントゲッターとして位置付けられる「4番・三塁」の野村と、「5番・一塁」の清宮だろう。オープン戦2試合、いずれも打順はこの並びで戦った。昨季18本塁打した清宮は、26日にオープン戦1号。さらなる成長を計算しているはずだ。

 この2人の前に、どれだけ走者を出し、進められるかがカギになる。1番には健康であれば、球界有数の快足を誇る五十幡を据えたい。昨季も新庄監督は目をかけ、マンツーマンでの指導も続けていたが、ヘルニアでシーズンをほぼ棒に振った。今季こそはの思いは強いはずだ。そして2番には、投打二刀流で注目されるドラ1ルーキーの矢澤。26日の試合では先頭打者初球本塁打を放った。かつての大谷翔平がそうだったように、打者として先に1軍デビューする可能性があると見る。

 また、苦労人の抜てきもありそうだ。阪神から移籍した江越を右翼でスタメン起用するのではないか。プロ9年目、身体能力を高く評価され、2軍では攻守に突き抜けた数字を残しながら、1軍では2019年を最後に安打がない。チームを移り、開花のきっかけをつかむことはできるだろうか。

【表】清宮にかかる「ポイントゲッター」の期待…日本ハムの開幕スタメンを予想

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