大谷翔平、“今季初登板”は3回途中無失点 最速158キロ、藤浪晋太郎と9年ぶり投げ合い

オープン戦に先発登板したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
オープン戦に先発登板したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

アスレチックスとのオープン戦で“今季初登板”

■アスレチックス ー エンゼルス(オープン戦・日本時間1日・メサ)

 エンゼルスの大谷翔平投手は2月28日(日本時間3月1日)、敵地・アスレチックスとのオープン戦で“今季”初登板した。予定の2回まで無安打無失点。3回には“おかわり”で再びマウンドへ。結局2回1/3を無安打2四球2三振、無失点で降板。この日の最速は98マイル(約157.7キロ)だった。

 初回は中飛、遊ゴロ、二飛と打ち取り、抜群の立ち上がりを披露した。2回は先頭に四球を与えるも、空振り三振、遊ゴロ併殺に仕留めた。3回は空振り三振を奪った後、四球を与えた場面で降板。表情からは充実の色が見えた。

 同じ1994年生まれの藤浪晋太郎とは2014年オールスター以来9年ぶりの投げ合い。2回には同学年の右腕が3者連続四球を与えた戦況も冷静に見つめた。無死満塁から無失点に封じ、予定の2回を無失点で切り抜けた28歳右腕を横目に、大谷は黙々とマウンドに向かった。

 2人はこの日の試合前、ブルペン投球を行う際に顔を合わせ、笑みを浮かべていた。「自分がどういう感じで投げるかの方がこの時期は大事。とりあえず自分のやるべきことを1つ1つ潰していけたら」と意気込みを語っていた。

 大谷はこの日の登板後に帰国予定。野球日本代表「侍ジャパン」に合流する予定だ。

【実際の映像】キレキレ変化球で空振りを奪う大谷翔平

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