大谷翔平 WBCへ“絶口調”「是非見てみて」 米メディアへ侍J観戦呼びかけ

アスレチックス戦に臨んだエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
アスレチックス戦に臨んだエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

「ピッチコムはどこに?」との問いかけで爆笑回答「分からないのは良いこと」

 エンゼルスの大谷翔平投手は2月28日(日本時間1日)、敵地・アスレチックスとのオープン戦で今季初登板に臨み、侍ジャパン合流へ順調な仕上がりを見せた。2回1/3を投げて2奪三振2四球、無安打無失点と好投。試合後の会見では仕上がりの良さを感じさせる場面があった。

 今季から投球間の時間制限「ピッチクロック」が導入される。走者なしで15秒、走者ありで20秒以内の投球しないと1ボールとなる。大谷は左上腕につけた電子機器「ピッチコム」で自らサインを出すことで時短を目指しているが、米メディアはどのようにしてサインを出しているか分からなかったようだ。「ピッチコムをどこに付けていたか?」との問いかけで報道陣の爆笑をかっさらった。

「それが分からないということは良いことじゃないかなと。はははっ」

 爆笑回答は続く。「トラウトに『自分よりいい選手は日本にいっぱいいる』と話していたそうだが、それは誰のことを指すのか」との質問には「それは(侍ジャパンを)見た方が早いんじゃないかなと。是非見てみてください」と侍ジャパンの試合観戦を呼びかけた。絶妙な切り返しで、周囲を笑顔に変えた。

 この日は同じ1994年生まれの藤浪晋太郎と9年ぶりの投げ合い。「どの球も良かったんじゃないかなと思います。(WBCは)どのぐらい楽しいかは行ってみないと分からないですけど、出たいなと思っていた大会ではあるので。前回は出られなかっただけに、それは楽しみにしています」。この日でアリゾナ1次キャンプを打ち上げ、侍ジャパンへ合流するために帰国する。絶妙なトークが順調な仕上がりを感じさせた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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