ダルビッシュ、死球&2失点乱調から抜群の修正力 最速153キロ、中日相手に貫禄50球

中日との合同練習に登板した侍ジャパン・ダルビッシュ有【写真:荒川祐史】
中日との合同練習に登板した侍ジャパン・ダルビッシュ有【写真:荒川祐史】

死球の岡林は立ち上がれず…ダルは被安打3、2四死球、1奪三振

 野球日本代表「侍ジャパン」のダルビッシュ有投手(パドレス)が2日、バンテリンドームでの合同練習で中日打者を相手に登板した。初回先頭の岡林勇希外野手に対し、まさかの死球。思わぬ事態に、現地は一時騒然となり、その後2失点を喫したが、2回以降は好投。抜群の修正力を見せた。

 他球団の選手を打席に立たせたのは侍合流後では初めて。3イニング予定の初回、昨季最多安打を獲得した岡林の右足付近に150キロ速球が直撃。岡林は立ち上がれず、両肩を支えられてベンチ裏に下がり、代走に細川が送られた。その後1死一、二塁からビシエドに左前適時打を浴びると、続く新助っ人アキーノにも連続タイムリーを浴び、23球とかさんだため3アウトになる前にいったん交代した。

 しかし、2回は高橋周を右飛に打ち取ると、木下と龍空をいずれも遊ゴロに仕留めて3者凡退に。3回はドラフト6位ルーキーの田中に右前打は許したものの、細川を左飛、大島を一ゴロ、カリステを三振に仕留めて練習登板を終えた。打者12人に対して被安打3、2四死球、1奪三振。貫禄の50球で、最速は153キロを記録した。

 ダルビッシュはMLB組で唯一、2月の宮崎キャンプから合流。契約上の規定で3、4両日の壮行試合「カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2023 名古屋」には出場できないため、キャンプからフリー打撃に登板するなどして調整してきた。

(Full-Count編集部)

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