3戦ノーアーチの侍打線 大谷ら“メジャー組頼み”の現状…栗山監督「僕は信じるだけ」

山川、山田は無安打 牧、岡本は打撃好調でどうする?

 壮行試合無安打の山川、山田とは対照的に、近藤健介外野手(ソフトバンク)は7打数5安打(打率.714)。牧秀悟内野手(DeNA)は8打数4安打1打点3四球、岡本和真内野手(巨人)も10打数4安打5打点と当たっている。中野拓夢内野手(阪神)も粘り強い打撃を披露し、守りでは遊撃と二塁に就いている。山川は一塁、山田は二塁が本職で、牧はその両方を守れる。岡本は壮行試合2試合で慣れない左翼を守っているが、WBC本番では吉田の左翼起用が見込まれるため、スタメンで守備に就くなら一塁が現実的だ。

 一塁と二塁のポジションを巡り、栗山監督は山川、岡本、牧、山田、中野の状態をどう判断し、どう使い分けていくのか。“メジャー組頼み”の前に、できることはまだある。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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