800億円超の札束合戦? 大谷翔平の“お値段”高騰中…米敏腕記者が読む“大本命”2球団

新ルールで投打の成績アップ? 「14勝、38本塁打と予想する。球界最高の野球選手だ」

「ピッチクロックの影響を受けることはないだろう。オオタニの場合は心配していない。一方で、シフト制限は打者・オオタニにとって優位に働くかもしれないね。左のプルヒッターだから恩恵を受ける可能性がある。少なくとも悪影響は受けないだろう。若干打率は上がる。(新ルールは)少しだけ助けてくれるだろうね」

 では、具体的な投打成績は? 辛口で知られるニューヨーク・メディアのヘイマン記者だが、MVPを獲得した2021年から3年連続の二刀流フル回転、さらに投打での好成績を予想した。

「14勝、38本塁打を予想する。エンゼルスはこのオフの補強で良くなったから勝ち星は増えるだろう。オオタニは球界最高のスラッガーの1人であり、同時に球界最高の投手の1人でもある。つまり、球界最高の野球選手だ。MVPやサイ・ヤング賞を予想することは難しいが、オオタニにはどちらか、または両方獲得できるだけの能力がある」

 侍ジャパンが21日(日本時間22日)のWBC決勝まで進めば、2年連続開幕投手を務める30日(同31日)のアスレチックス戦まで9日しかない。「アメージングな選手だ。心配はしていない。今すぐにでも(開幕を迎える)準備ができているだろう」と心配することもしない。大谷自身初出場となるWBCについても「たくさんのスター選手がWBCでプレーするが、オオタニが一番のスターだ。我々は彼に拍手を送るべきだ」。敏腕記者もすっかり二刀流の虜になっているようだ。

○著者プロフィール
小谷真弥(こたに・まさや)1983年、大阪・大阪狭山市生まれ。埼玉・東松山市育ち。明大明治高、明大野球部を経て2006年報知新聞社に入社。地方部(富山・石川)を経て2009年に運動第一部(野球部)へ異動。2009年ロッテ、2010、11年横浜、2012年から巨人、2015年から日本ハム、2017年からメジャー担当。2019年2月からFull-Count編集部に所属。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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