大谷翔平の驚弾を生んだ“陰の立役者” 鍵握る“欠かせない”2人「僕がつなげば…」
“出塁率おばけ”本領発揮の近藤「自分の役割を全うできたら」
この日の源田は3打数3安打の大当たり。6日現在、壮行試合と強化試合を合わせた5試合で打率4割(10打数4安打)を誇り、出塁率は.455に達する。侍ジャパンのスタメンショートは事実上“源田一択”。もともと守備は天下一品だが、そこに打撃も加われば侍打線は一気に活気付く。「なんとか打線がうまく回るように、仕事ができればうれしい。打撃はずっといい感じで、このままの流れでいければと思います」とうなずく。
近藤に至っては、5試合で13打数8安打2打点4四球で打率.615、出塁率.706の驚異的な数字で、“出塁率おばけ”の看板に偽りなしだ。1番・ヌートバーと3番・大谷に挟まれた打順で機能し、「僕がつなげば、こういう結果になると思っていた。僕は一発で試合を決める打者ではないので、しっかり自分の役割を全うできたらと思います」と語っている。
大谷について、源田は「本当に試合の流れを一気に変える選手。同じチームでよかったです」と笑みを浮かべ、近藤は「雰囲気がありますし、頼もしい存在ではある。あとはチーム全員でどんどんいい方向に持っていければいい」と評した。言うまでもなく、大谷が一発を放つだけなら1点ずつしか入らない。ビッグイニングが生まれるかどうかは、バイプレーヤーたちの働きにかかっている。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)