山川穂高、大谷翔平の代打は「嫌っす」 異次元“二刀流”との比較に「僕は人間なので」

オリックス戦で本塁打を放った侍ジャパン・山川穂高【写真:荒川祐史】
オリックス戦で本塁打を放った侍ジャパン・山川穂高【写真:荒川祐史】

6日には大谷の2本塁打を見て「マジで野球やめたいです」

 野球日本代表「侍ジャパン」の山川穂高内野手(西武)は7日、京セラドームで行われたオリックスとの「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 強化試合」で、4回から代打で途中出場し、“侍初安打”を放つと、8回の第3打席では左翼席へのソロを放った。6日に続いて、2試合続けて大谷翔平投手(エンゼルス)の代打での出場。「昨日からそうなんですけど、嫌っす。ブーイングされるんじゃないかと思った」と苦笑いした。

 2月25日のソフトバンク戦から実戦5試合、16打席ノーヒットと苦しんでいた主砲のバットに当たりが出た。4回2死二塁で代打で登場。初安打は左翼線への適時打となった。さらに8回先頭では、左翼席へ弾丸ソロ。満員の観客とともに“どすこい”ポーズを行い、スタジアムをひとつにした。

 メジャー組が合流し、チームは2戦続けて快勝。「周りが皆、バカバカ打ってるからどうしようかなって思ってた」と焦っていたことを明かした。実戦6試合目にして快音が響き、「出ましたね……嬉しいっす。1本出ると世界変わりますね」とほっと一息ついた。

 前日6日の阪神戦ではベンチから大谷の2本塁打を目の当たりにし「マジで野球やめたいです」「同じ競技をやっているとは思えない」と独特の表現で驚いていた。この日は、自身にも待望の一発が飛び出したが、「人間じゃない人と比べないでほしい。僕は人間なので人間らしく行きたいと思います」と切実な“お願い”をしていた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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