6年ぶりWBCいよいよ開幕 バレンティン&モイネロら日本馴染みの選手続々登場

オランダ代表のウラディミール・バレンティン(左)とキューバ代表のリバン・モイネロ【写真:Getty Images】
オランダ代表のウラディミール・バレンティン(左)とキューバ代表のリバン・モイネロ【写真:Getty Images】

プールA上位2チームは東京ドームで準々決勝、侍ジャパンは9日に登場

 6年ぶりに開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が8日、ついに開幕を迎える。初日に登場するのは、最も混戦になると予想されているプールAの4チームだ。開幕カードは、リバン・モイネロ(ソフトバンク)ら日本にゆかりのある選手が多いキューバと、今大会を最後に現役引退の意向を示しているウラディミール・バレンティン(元ヤクルト、ソフトバンク)を擁するオランダの顔合わせとなる。

 台湾の台中インターコンチネンタル野球場で行われるプールAは、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、キューバ、イタリア、パナマと実力が拮抗した5チームが集まった。初日は12時(日本時間13時)からキューバ-オランダ、19時(同20時)からパナマ-チャイニーズ・タイペイのカードが組まれ、デビッド・フレッチャー(エンゼルス)らを揃えたイタリアは9日から登場する。

 キューバはモイネロ、ライデル・マルティネス、ジャリエル・ロドリゲス、フランク・アルバレス(3人とも中日)、アリエル・マルティネス(日本ハム)に加え、アルフレド・デスパイネら元NPBの選手も多い。さらに今大会では史上初めてメジャーリーガーの招集に踏み切った。ヨアン・モンカダ、ルイス・ロバート(ともにWソックス)が参加する打線は超強力だ。

 対するオランダは、バレンティンの他にも大物が揃う。今オフにパドレスと11年2億8000万ドル(約380億円)の超大型契約を結んだザンダー・ボガーツ、エンゼルス時代には大谷翔平とも同僚だった名手のアンドレルトン・シモンズらが、3大会連続のベスト4を狙う。一方で、リック・バンデンハーク(元ソフトバンク、ヤクルト)らが引退した投手陣の世代交代が進んでおらず、ノーガードの殴り合いも予想される。

 もう1つのカードは地元のチャイニーズ・タイペイに、3大会ぶり出場の伏兵パナマが挑む。チャイニーズ・タイペイは宋家豪(楽天)、呉念庭(西武)、王柏融(日本ハム)のNPB組に、メジャーリーガーの張育成(レッドソックス)を揃え、国内組のレベルも高い。パナマも、ハイメ・バリア(エンゼルス)らメジャーリーガーを擁し、侮れないメンバーが集まっている。プールAは15日、16日に行われる東京ドームでの準々決勝に進む2枠を争う。また、プールBの野球日本代表「侍ジャパン」は9日に、中国との初戦を迎える。

【8日の試合日程】
○プールA
12時(日本時間13時)キューバ-オランダ
19時(日本時間20時)パナマ-チャイニーズ・タイペイ

(Full-Count編集部)

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