大谷翔平がWBC初マルチ フェン直2点二塁打&174キロ右前打、4回5K無失点と投打躍動

「3番・投手兼DH」で先発した侍ジャパン・大谷翔平【写真:Getty Images】
「3番・投手兼DH」で先発した侍ジャパン・大谷翔平【写真:Getty Images】

投げては最速160キロ連発で4回5奪三振1安打無失点と好投

 野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手(エンゼルス)は9日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」の1次ラウンド・中国戦(東京ドーム)に「3番・投手」で投打同時出場した。4回の第3打席で左中間2点二塁打を放ち、WBC初安打初打点をマーク。8回の右前打でマルチ安打をマークした。

 大谷らしい一打は4回1死一、三塁だった。2番手右腕ワン・ウェイイーから左中間へ打ち返した。フェンス直撃の2点二塁打。国際大会での打者出場は初めてで、WBC3打席目で初安打初打点となった。8回先頭では右前打を放ち、複数安打をマーク。打球速度は107.9キロ(約173.6キロ)と速かった。初回、6回と四球を選び、1試合4出塁を記録した。

 投手では3回までパーフェクト。4回1死から初安打を許したものの、4回5奪三振1安打無失点。最速160キロを連発して試合を作った。1次ラウンドの球数制限は65球。49球での降板となった。

 大谷が国際大会、国際試合でリアル二刀流で出場するのは初めて。国際大会でのマウンドは2015年11月19日に行われた世界野球プレミア12の準決勝・韓国戦以来8年ぶりだった。

 今大会から「大谷ルール」が採用され、降板後も指名打者として出場できる。「(二刀流は)自分のプレースタイル。投打ともチームに必要であると思われているのであれば、もちろん出たいなと思っています」と語っていたが、バットでも結果を出した。

(Full-Count編集部)

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