大谷翔平、4回1安打無失点で降板　最速160キロ連発＆2点二塁打で満員のファン沸かす

中国戦に「3番・投手」で投打同時出場

　野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手（エンゼルス）は9日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 東京プール」の1次ラウンド・中国戦（東京ドーム）に「3番・投手」で投打同時出場した。最速160キロを連発して4回5奪三振1安打無失点で降板した。

　安定感が光った。立ち上がりから3イニング連続で3者凡退。3回1死からはルオ・ジンジュンの飛球を中堅・ヌートバーがスライディングキャッチ。両手をあげて喜んだ。4回1死から初安打を許したが、真砂、チェン・チェンと2者連続三振に仕留めた。

　バットでは初回無死一、二塁から四球を選び、村上の押し出し四球を演出。4回1死一、三塁では左中間フェンス直撃の2点二塁打を放った。

　大谷が国際大会、国際試合でリアル二刀流で出場するのは初めて。国際大会でのマウンドは2015年11月19日に行われた世界野球プレミア12の準決勝・韓国戦以来8年ぶりとなる。WBC1次ラウンドの球数制限は65球。今大会から「大谷ルール」が採用され、降板後も指名打者として出場できる。

（Full-Count編集部）