選抜出場の慶応に1点差惜敗 日大藤沢、投打の柱が明かす昨秋の悔いと夏への思い

日大藤沢ナイン【写真:大利実】
日大藤沢ナイン【写真:大利実】

日大藤沢のチーム指針を示す4つの言葉「甲子園」「挨拶」「返事」「2割増」

 春夏4度の甲子園出場を誇る、神奈川の名門・日大藤沢。昨秋の県大会では、エース左腕・佐藤快司、3本塁打を放った主砲・田上優弥と、投打の柱が存在感を示し、14年ぶりにベスト4に勝ち進んだ。1995年以来となる夏の甲子園へ。選手たちは「日藤の歴史を変えたい」と意気込んでいる。

 専用球場の一塁側ベンチには、チームの指針を示す4つの言葉が貼られている。「甲子園」「挨拶」「返事」「2割増」。キャプテンの柳沢悠斗が中心となり、新チーム最初のミーティングで掲げた。

「目標は甲子園。見えるところに貼ることで、甲子園の存在を常に意識する。挨拶は、大事な礼儀のひとつ。返事は、指示が通っているかどうかの確認のために欠かせないもの。2割増は、練習時間が限られている中で、動きの質を高めていく意味を込めています」

 昨秋は背番号18を着けて、三塁コーチャーを務めていた柳沢。山本秀明監督は「三塁コーチャーはレギュラーのひとつ。それだけ大事なポジション」と位置付け、人間的にも信頼の高い柳沢に大役を任せる。「頭が良くて、真面目。それだけでなく、プラスアルファの人間性を持っています。周りをよく見ることができ、レギュラーにもメンバー外にも厳しいことを言える。中学の指導者(横浜都筑シニア)からは、『間違いない選手なのでお願いします』と紹介を受けました」。

 小学生のときも中学生のときもキャプテンを務め、自らも「引っ張ることが好き」と堂々と語る。「2年生の夏までBチームにいて裏方やサポートを経験してきたので、メンバーに入れない選手の気持ちもわかります。今の2年生(新3年生)は39名の大所帯で、部員が多い分、意識に差が出やすい。できるかぎり、全員に声をかけて、気持ちが落ちないように心がけています」

 周りに厳しく言うからには、柳沢自身が姿で見せなければいけない。「準備も練習も、自分が一番に動く」。キャプテンに就いてから、常に思い続けていることだという。

エース左腕・佐藤快司が意識するのは横浜・杉山遥希

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY