ダルビッシュの“何気ない”言葉遣い 杉谷拳士氏が感じた向上心「とてつもない」

侍ジャパン・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
侍ジャパン・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

杉谷氏の取材奮闘記、ダルビッシュから「まだまだレベルアップするんだという思いが」

 元日本ハム内野手の杉谷拳士氏は、野球日本代表「侍ジャパン」を密着取材している。球界屈指のムードメーカーだった杉谷氏にとって、思い入れのある侍戦士の1人が10日の1次ラウンド・韓国戦(TBS系で18時から生中継)で先発するダルビッシュ有投手(パドレス)だ。

 ダルビッシュは2月初旬にパドレスと42歳シーズンまでの6年契約を締結。メジャー球界でも異例のことだったが、侍ジャパンを取材をする中で底知れぬ向上心を感じたという。例えば、ダルビッシュと年下選手との“野球談義”。36歳のダルビッシュが誰よりも経験も実績も豊富なのは間違いないが、若手との対話の機会をあえて「意見交換」と呼んでいたという。

「ダルさんはアドバイスという言葉ではなく、『意見交換』という言葉を使っているのがすごく印象に残りました。ダルさんも後輩たちから、いろんな話を聞いて、まだまだレベルアップするんだという思いが伝わってきました」

 宮崎キャンプ中には栗山監督とダルビッシュに挟まれ投球練習を見守る機会に恵まれた。野手出身の杉谷氏にとって、ブルペン視察は初めての体験だった。

ダルビッシュから感じたレベルアップへの思い「現状に決して満足することなく」

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