ヌートバー、死球の遺恨残さぬ“粋なジョーク”にSNS歓喜 睨みつけから一転「最高だな」

お立ち台に上った侍ジャパンのラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】
お立ち台に上った侍ジャパンのラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】

6回の第4打席で背中に死球…相手投手を睨みつける場面も

 野球日本代表「侍ジャパン」のラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)が10日、圧勝の“主役”になった。「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」の韓国戦で2安打1打点と躍動。さらに連日のスーパーキャッチに加え、好走塁も。死球に一時騒然とする場面もあったが、試合後には遺恨を残さない“粋なアメリカンジョーク”を炸裂させ、SNSを大いに沸かせた。

 侍のリードオフマンは3点を追う3回無死一、二塁で反撃の中前適時打。塁上で雄叫びをあげて喜びを爆発させた。5回の守備では、猛ダッシュからダイビングキャッチ。ベンチの大谷翔平投手(エンゼルス)も思わず頭を抱える超ファインプレーだった。7回の第5打席では1死一塁から右前打。右翼手が三塁に送球する間に二塁を陥れる隙のなさが光った。

 ファンがヒヤリとしたのは6回無死一、三塁の第4打席。韓国の5番手キム・ユンシクの142キロが背中に直撃。痛みに堪えながらマウンドを睨みつけ、一塁に歩いた。相手は宿敵なだけに遺恨を残す可能性もあったが、試合後のお立ち台で一蹴。「ちょうどこっていたところにぶつかってほぐれたのでちょうど良かったと思います」とスタンドを爆笑させた。

 粋な一言に、SNSは歓喜。ツイッター上には「ユーモアもあって最高だな、もう!」「ジョークにする心素晴らしいわ」「人柄の良さが出ているね」「ハリウッド映画のマッチョセリフみたいで惚れ」などとコメントが相次いだ。プレーでも言葉でも日本ファンの心を鷲掴みにした“たっちゃん”が、侍ナインを牽引していく。

(Full-Count編集部)

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