佐々木朗希、4回途中8K1失点で降板 最速164キロ…失策で先制許すも160キロ連発で圧倒

チェコ戦に先発した侍ジャパン・佐々木朗希【写真:Getty Images】
チェコ戦に先発した侍ジャパン・佐々木朗希【写真:Getty Images】

初回、中野の悪送球で先制許す

 野球日本代表「侍ジャパン」の佐々木朗希投手(ロッテ)は11日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」のチェコ戦(東京ドーム)に先発し、3回2/3を投げ、8奪三振1失点で降板した。最速は164キロだった。

 先頭ボイテハ・メンシクへの初球は162キロを計測し、場内からは大きなどよめきが起こった。右飛に打ち取ると、2番ソガートを146キロのフォークで空振り三振。その後クラップに左線二塁打、セルヴェンカの遊ゴロを中野が悪送球し1点を失ったが、メンシクを145キロフォークで空振り三振に仕留めた。初回に投じた直球は全て160キロ以上を計測した。

 2回は2三振を奪い無失点。3回は1死一、二塁のピンチを招くも、セルヴェンカを空振り三振、マチェイ・メンシクを中飛で切り抜けた。4回は1死からエスカラに死球を与え、続くムジクを空振り三振に仕留めたところで、球数制限の65球を超えたため降板となった。ベンチの栗山英樹監督も拍手で出迎えた。2番手として宇田川優希投手(オリックス)がマウンドに上がり、ハイトマーから空振り三振を奪って4回を締めた。

 4日の「カーネクスト侍ジャパンシリーズ2023 名古屋」の中日戦(バンテリンドーム)では、自己最速を1キロ更新する165キロを計測するなど、3回無失点の好投を見せていた。大谷翔平投手(エンゼルス)、ダルビッシュ有投手(パドレス)に続く3戦目の先発マウンドを託された21歳は、上々のWBCデビューを飾った。

(Full-Count編集部)

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