大谷翔平、看板直撃のWBC初アーチは「いい景色」　大観衆の声援は「まあまあでした」

初回に看板直撃の3ラン、1次R全勝で首位突破

　野球日本代表「侍ジャパン」は12日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」のオーストラリア戦（東京ドーム）に7-1で快勝し、1次ラウンド4連勝でプールBの首位突破を決めた。「3番・指名打者」で出場した大谷翔平投手（エンゼルス）は、初回に看板直撃の先制3ランを放った。試合後はお立ち台に上がり「早く1本打ちたいなと思っていた。良いホームランだったなと思います」と笑顔を見せた。

　初回無死一、二塁で打席入った。左腕シェリフを相手に、初球の低めカーブに空振りも、少し浮いた2球目のカーブを見逃さなかった。「しっかり振り抜けた」と振り返る確信の手応えに、スイングした後はしばらく動かず打球を見つめていた。「良い角度で上がってくれたので、入ってくれという感じで見ていました。久々に良い打球がうてて、いい景色だったなと思います」。打球は右中間の自身の顔が映る看板に直撃した。

　WBCでは初アーチとなり「子どものころからずっと夢見ていましたし、なんとか1本打てて、また次の試合以降も打てるように頑張りたいなと思います」とうなずいた。この日は、4回の無死満塁の押し出し四球と合わせて1試合4打点。1次ラウンドは全4試合で安打を放ち、12打数6安打の打率.500、1本塁打、8打点となった。

　1次ラウンド4連勝に、場内の熱気も最高潮だった。大谷がお立ち台に向かうと、大きな拍手が送られた。ファンの声援については、「まあまあでした」と笑顔を見せた。

（Full-Count編集部）