勝敗ポイントは「500フィート級のHR」 豪州監督、大谷翔平の“看板直撃弾”に脱帽

第1打席で先制3ランを放った侍ジャパン・大谷翔平【写真:荒川祐史】
第1打席で先制3ランを放った侍ジャパン・大谷翔平【写真:荒川祐史】

投手陣を攻略できず完敗「侍ジャパンは世界一ですね」

 豪州代表は12日、「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」の日本戦(東京ドーム)に1-7で敗れた。2回までに5点を失い、打線も9回にソロで1点を返すのがやっとだった。試合後、デービッド・ニルソン監督は「侍ジャパンは世界一ですね。強力打線と投手力、素晴らしい守備。勝つチャンスは少なかった」とお手上げの様子だった。

 初回に大谷翔平投手(エンゼルス)に看板直撃の3ランを打たれて先制を許した。指揮官は勝負を分けたポイントを問われると、「大谷選手の500フィート級の本塁打だったと思います。ゲーム序盤をゼロに抑えることを求められたが、日本に序盤に点を与えると厳しくなる」と顔をしかめた。

 先発シェリフが2死しか取れず降板となり、打線は相手先発の山本由伸投手(オリックス)を始めとした投手陣の前に、5安打1得点に終わった。「ディンゴ」の登録名で2000年に中日でプレーした経験もある指揮官は「ここ5年、10年で、(日本野球の)進歩は大きく力強くなった。大谷選手、村上選手を筆頭に向上していると思います」と感想を述べた。

(Full-Count編集部)

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