大勢が自虐「いい投球しても目立てない…」 大谷&朗希の歓声に嫉妬「決勝も最後を」

侍ジャパン・大勢【写真:Getty Images】
侍ジャパン・大勢【写真:Getty Images】

14日に栗林の離脱が発表「シーズン始まったら抑えでタイトル争いしたい」

 野球日本代表「侍ジャパン」の大勢投手(巨人)が14日、東京ドームで16日に行われる「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 準々決勝 東京プール」前の公式練習に参加した。この日、同じく抑え候補だった栗林良吏投手(広島)の出場登録抹消が発表された。「シーズン始まったら抑えでタイトル争いしたい」とエールを送り、「欲をいえば決勝も最後を投げたい」と守護神に名乗りを上げた。

 大勢は12日の豪州戦で本戦初登板を果たし、1回を1安打無失点に抑えた。翌13日はダルビッシュ有投手(パドレス)に誘われラーメンを食べに行くなど、つかの間のオフを満喫したようだった。

 今大会はダルビッシュや大谷翔平投手(エンゼルス)ら先発陣が話題をさらっている。大谷が合流した3日の壮行試合前のセレモニーでは球場コールが背番号順だったため、「15」の大勢は「14」の佐々木朗希投手(ロッテ)、「16」の大谷に挟まれる形に。試合後、「両方がすごすぎる」「僕だけ歓声がちょっとしょぼかった。恥ずかしいです」と苦笑いし、「僕の時ももう少し応援していただけると嬉しいです」と異例のお願いをしていた。

 この日も、「僕みたいなポジションはどれだけ良いピッチングをしても目立てないですし」と自虐気味。ただ、チームに貢献する気持ちは強い。「そういうポジションでも縁の下の力持ちというか。ワンポイントでしっかり抑えて。話題にはならないんですけど、しっかりチームの勝利に導けたらなと」と意気込んだ。

 栗林の辞退により、守護神が現実味を帯びてきた。「欲をいえば決勝も最後を投げたい」と意気込みを見せたが、第一はチームの勝利。「日本が世界一になればいいのでどのポジションでも」と言葉に力を込めた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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