佐々木朗希が示した「日本のホスピタリティ」 死球相手への“誠意”に米称賛の嵐

侍ジャパン・佐々木朗希【写真:荒川祐史】
侍ジャパン・佐々木朗希【写真:荒川祐史】

痛いはずの死球が生んだ“深い絆”

 野球日本代表「侍ジャパン」の佐々木朗希投手(ロッテ)が見せた“誠意”は世界からも関心が寄せられている。佐々木は11日の「カーネクスト 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC 1次ラウンド 東京プール」チェコ戦で、死球を与えた選手へのお詫びにお菓子を持参した。右腕の行為に米メディアは「心温まる」などと伝えている。

 佐々木はウィリー・エスカラ内野手の膝に162キロの剛速球を当ててしまった。エスカラは倒れ込んで悶絶したが、痛みをこらえて一塁へ走り、球場は大きな拍手に包まれた。その後、佐々木はチェコ代表が宿泊しているホテルを訪問。2袋分のお菓子を“お詫び”に持参した。

 米メディア「NBC 10 フィラデルフィア」は「佐々木の心温まる意思表示はチェコ代表に熱く迎えられた。日本のホスピタリティが示された」と紹介。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」も「死球を与えた後に日本の投手が本当に親切な行動を取った。このスポーツマン精神は愛さなければならない」と取り上げた。

 これだけでは終わらない。米スポーツ局「ESPN」は「WBCでの痛みを伴った経験は、エスカラにとって素敵なエンディングを迎えた」とドラマチックに紹介。米全国紙「USAトゥデイ」のスポーツサイト「フォー・ザ・ウィン」でも「日本の天才投手ロウキ・ササキがアメージングなスポーツマンシップを見せる」と絶賛された。痛いはずの死球が生んだ“深い絆”だった。

(Full-Count編集部)

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