侍Jの“自己犠牲”に米驚愕「スターが文句ひとつ言わない」 大谷翔平が示した一体感

東京ラウンドで熱戦を繰り広げた侍ジャパン【写真:荒川祐史】
東京ラウンドで熱戦を繰り広げた侍ジャパン【写真:荒川祐史】

侍ジャパンは「不満を漏らす選手など誰一人いません」

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で4強入りを果たし、米国入りした野球日本代表「侍ジャパン」。1次ラウンドと準々決勝で見せた“献身的”な戦いぶりが米国でも注目を集めている。16日のイタリア戦でセーフティバントを決めてチャンスを拡大した大谷翔平投手(エンゼルス)を例に「チームワークとは何たるかを示す例」と声があがっている。

 声の主はエンゼルスの地元放送局で20年に渡ってレポーターを務めたホセ・モタ氏。今回はMLBネットワークのアナリストとして来日し、東京ドームでの侍ジャパンの戦いを見届けた。番組内でモタ氏は「選手と(日本の)野球ファンの“一体感”を目にしたと思います」と指摘。「超大物選手が揃っていますが、出場時間が不足しているなどと不満を漏らす選手などは誰一人いませんでした。全員が適応している」と、チームとして機能していることを称賛した。

 例に挙げたのが大谷のイタリア戦でのバント安打。両軍無得点で迎えた3回1死一塁で、ガラ空きの三塁側へ転がすセーフティバントを成功させた。一、三塁と好機を拡大し、続く吉田正尚外野手(レッドソックス)の内野ゴロの間に先制点を挙げた。

 モタ氏は「試合の最大のスターであるパワフルガイのショウヘイ・オオタニは、バントで安打を決めました。これがチームワークとは何たるかを示す例ではありませんか?」と主張。侍ジャパンのチームワークが凝縮されたヒットと述べている。“一枚岩”で3大会ぶりの頂を目指す侍ジャパン。舞台を米国に移した準決勝でどんな戦いを見せてくれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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