大谷翔平から「タメ口で来いと」 侍21歳が明かす食事会の舞台裏と二刀流の素顔

ローンデポ・パークで公式練習を行った侍ジャパン・大谷翔平【写真:Getty Images】
ローンデポ・パークで公式練習を行った侍ジャパン・大谷翔平【写真:Getty Images】

「いつ奢ってくれるんですか?」「今日行くからどう?」 宮城が明かす食事会の舞台裏

 野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手(エンゼルス)は19日(日本時間20日)、山本由伸投手(オリックス)から誘いを受け、米フロリダ州マイアミで食事会を行ったと明かした。和食レストランでの食事会には、水原一平通訳をはじめ、ラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)、村上宗隆内野手(ヤクルト)、宮城大弥投手(オリックス)が参加。21歳で最年少参加となった宮城が、食事会の舞台裏を明かした。

 大谷先輩との念願の食事会。交流のチャンスは突然やってきた。

「大谷さんから誘っていただいて。日本では決起集会の時にご飯を奢ってもらったんですけど、それ以外はなかったので『いつ奢ってくれるんですか?』と……。そしたら『今日行くから、どう?』と誘っていただきました」

 食事会は「ノンアルのソフトドリンク」。話題はもちろん野球だ。米国-ベネズエラの準々決勝を見ながらの食事。大谷の同僚トラウトがボール球に手を出す場面に、二刀流はツッコミを入れていたという。

「トラウトがボールを追っていたので、それに対しては『珍しい。シーズンではあまり見たことがない』とおっしゃってました」

 侍ジャパンは長くても2試合を残すのみ。山本と宮城が「もう少しいたいな」とこぼす一方で、大谷からは「短期決戦は楽しい」との本音も。会計は最年長28歳の大谷が全額支払ったという。宮城は二刀流の素顔を明かした。

「本当に優しい先輩です。思っていたより“丸い”というか、人間として優しさがありました。(大谷からは)タメ口で来いって言われています。たまに『翔平』と呼んでます。『いいね』って言ってくれるんです」

 宮城にとって大谷は7歳年上。経験も実績も上なのは明らかだが、貴重な経験となったのは間違いない。

「改めて自分の知識のなさ、愚かさをすごく実感して。めっちゃ恥ずかしいです。みんなについていくというか、野球の差が開きすぎていて。準備や考え、感覚。自分は遅れていて、恥ずかしいです」

 二刀流から得た学びを決して無駄にするつもりはない。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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