佐々木朗希は「観衆を気にするな」 元オリ助っ人が米国で戦う“侍戦士”に助言

元オリックスのアダム・ジョーンズ氏【写真:木崎英夫】
元オリックスのアダム・ジョーンズ氏【写真:木崎英夫】

佐々木とは2021年に一度対戦し本塁打を放っている

 2020年から2年間オリックスでプレーし、メジャー通算282本塁打を誇るアダム・ジョーンズ氏が19日(日本時間20日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝が行われるローンデポ・パーク(米フロリダ州マイアミ)を訪れ、侍ジャパンにエールを送った。20日(同21日)の準決勝・メキシコ戦に先発する佐々木朗希投手(ロッテ)には「観衆は気にせず、ストライクを投げなければいけない」とアドバイスした。

 MLBと米国代表の仕事で会場を訪れたジョーンズ氏は、過去に2度米国代表としてプレー。2017年の前回大会では、優勝にも貢献した。佐々木とはオリックス時代の2021年8月15日のロッテ戦(ZOZOマリン)で対戦。3回に先制2ランを放つなど、2打数1安打2打点だった。

 侍ジャパンは準決勝から場所を米国に移してプレーする。「メキシコは準々決勝を戦ってから中2日経っているから、(本国から)フロリダへ応援に来るには十分な時間だろう」とメキシコファンが多く集まることも予想した。日本とはまた一味違った雰囲気の中で投げることになる佐々木に対して、「観衆は気にせず、ストライクを投げなければいけない。観衆を気にしているようであれば、集中していないということだ」とアドバイスを送った。

 また、ジョーンズ氏は選手だけでなく、日本のファンについても言及。「どれほどアメリカ在住の日本人が集結して、日本人が渡米するかわからないけど、相手ファンと同じくらいエネルギーがないといけない」と結束を訴えた。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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