大谷翔平が渇望していた“ヒリヒリ感” スター揃いの米国戦も「絶対に勝てる」

メキシコ戦で仲間を迎える侍ジャパン・大谷翔平【写真:Getty Images】
メキシコ戦で仲間を迎える侍ジャパン・大谷翔平【写真:Getty Images】

準決勝・メキシコ戦で9回逆転サヨナラ勝ち「諦めずにやって良かった」

 野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の準決勝・メキシコ戦に「3番・指名打者」で先発出場。1点を追う9回に逆転サヨナラ勝ちの口火を切る右中間二塁打を放つなど4打数2安打をマークした。劇的なサヨナラ勝ちを演出し、チームを3大会ぶりの決勝戦へ導いた。自身初の世界一へ21日(同22日)は米国代表と対戦する。

――試合を振り返って。
「本当に勝てて良かったなと。苦しいゲームでしたけど、諦めずにやって良かったと思います」

――序盤は点数が取れなかった。
「朗希も頑張ってましたし、由伸も。先制点を取りたいなというのが一番にあったんですけど、なかなか取れずに。向こうにワンチャンスをモノにされて3点を取られたので。その後もチャンスを作ったんですけど、なかなか一本が出ないという嫌な流れが続いて。苦しかったですけど、最後の最後に諦めずに最終的にまくることができて良かったです」

――吉田正尚の同点3ラン。
「すごかったですね。技術的に。あそこで打つメンタルもそうですけど、さすがだなと。本当に後ろに繋げば、なんとかしてくれるんじゃないかという安心感がある」

――9回に追う状況で先頭打者だった。
「どんな打席も何点差でもやることは変わらないので。ストライクを振る。どんな投手でも基本的には変わらない。シンプルに、そのことだけを考えて。4つボールを見送れば、四球になる。それでいいと思っていた」

――チームを鼓舞していた。
「セカンドまで行けたのがまずは良かったなと。本当にここからだぞという気持ちで塁にいたので。後ろにつなぎさえすれば、行ける安心感がある。とりあえずいい形で繋げて良かったと思います」

――村上がサヨナラ打を打った。
「ファーストスイングからいい軌道で振れていましたし、なかなか結果が出ずに苦しかったと思いますけど、必ず打ってくれると思って。とりあえずいいスタートだけ切りたいなと思っていた。一本が出た時に1点を返して、同点になるように第2リードから取りたいなと思っていた。それ以上の打撃を見せてくれたので、楽に行けました」

トラウト率いる米国代表は「1番から9番までスター選手」「受け身にならずに自分たちの野球を」

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