大谷翔平、WBCのMVP受賞 2勝&打率.435で胴上げ投手、人生目標の“有言実行”

MVPを受賞した侍ジャパン・大谷翔平(右)とMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏【写真:Getty Images】
MVPを受賞した侍ジャパン・大谷翔平(右)とMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏【写真:Getty Images】

花巻東時代に作った人生目標シートに「WBC日本代表MVP」と記していた

 野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の最優秀選手(MVP)を受賞した。米国との決勝戦(ローンデポ・パーク)では「3番・指名打者」で3打数1安打。9回には指名打者を解除して3大会ぶり世界一の胴上げ投手になった。

 投打で躍動した。決勝戦では7回1死に遊撃内野安打を放ち、全7試合で安打を記録。打率.435、1本塁打、8打点をマークした。投手では日本時間9日の1次ラウンド・中国戦、同16日の準々決勝・イタリア戦と2勝。この日は1点差の9回から救援して同僚トラウトを空振り三振に。セーブを挙げた。

 試合前にはロッカールームでは「憧れるのを辞めましょう。憧れてしまったら超えられない。今日1日だけは憧れを捨てて勝つことだけを考えていきましょう」とナインへ呼びかけた。両軍メンバーの紹介では先頭で国旗を掲げて登場。さらに5回終了後からブルペンと自軍ベンチを行ったり来たりして救援登板の準備をした。チームの中心として牽引した。

 有言実行だ。花巻東高時代に作った人生目標シート。27歳の欄には「WBC日本代表MVP」とはっきり記した。だが、新型コロナウイルスの影響で開催が延期に。大会前に栗山英樹監督について、「お世話になった監督なので、こういう舞台でできるというのは、特別な思いですし、一緒に優勝できれば、これ以上ないかなと思います」と語っていた。29歳シーズンで迎えたWBC初出場で積年の思いを晴らした。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY