ヌートバー、世界一の胴上げは「生涯忘れない」 “粋な計らい”に感謝「びっくりした」

世界一に輝き村上宗隆と抱き合う侍ジャパンのラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】
世界一に輝き村上宗隆と抱き合う侍ジャパンのラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】

2週間の来日には「特別な瞬間になりました」

 野球日本代表「侍ジャパン」は21日(日本時間22日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝・米国戦に3-2で勝利し、3大会ぶり悲願の世界一に輝いた。ラーズ・ヌートバー外野手は大会全7試合に「1番・中堅」で出場し、侍打線を牽引した。優勝を決めた後は会見に出席し「胴上げされたのはびっくりした。生涯忘れないと思います」と予想外の出来事に笑顔を見せた。

 ヌートバーは栗山英樹監督、ダルビッシュ有投手、大谷翔平投手に続いて、3度、宙に舞った。ヌートバーは怖がり、仲間の腕をつかむかのように最後は降りた。

 ヌートバーは初の日系人代表選手として今大会に出場。「9歳から日本代表になりたいと思っていた。夢の中にいるような気持ちです。日本のために優勝できたことが嬉しい。この野球の歴史の中でも最高の勝ち方をしたと思います」と興奮を隠しきれなかった。

 大会に出場するため、来日し「日本に戻ること、2週間生活できた。日本に行くことができ、日本にいたことは特別な瞬間になりました」と感慨深そうに語った。

 幼少期に夢みた舞台で“新たな夢”を見た。最後のアウトはエンゼルスの同僚対決で、大谷がマイク・トラウト外野手を三振に仕留めた。「トラウトと翔平の最後は野球はこういうもの。世界のファンが育ってくれると思います」。世界中の野球ファン、少年少女の感動を願った。

(Full-Count編集部)

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