ヌートバー、世界一は「お母さんのおかげ」 最愛の人に感謝「金メダルをプレゼント」

侍ジャパンのラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】
侍ジャパンのラーズ・ヌートバー【写真:Getty Images】

3年後も日本代表としてプレーしたいかという問いに「間違いないです」と即答

 野球日本代表「侍ジャパン」は21日(日本時間22日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝・米国戦に3-2で勝利し、2009年の第2回大会以来3大会ぶりの世界一に輝いた。侍ジャパンに日系選手として初めて選出されたラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)は、「金メダルはお母さんにあげたいと思います」と笑顔で語った。

 ヌートバーは今大会、侍ジャパンのリードオフマンとして東京プールでは全試合で安打を放つなど活躍した。持ち前の明るい性格で日本のファンを虜にし、準決勝で戦いの場を米国に移した際には、日本中で“ヌートバーロス”が起こっていた。試合後の会見では「9歳から日本代表になりたいと思っていた。夢の中にいるような気持ちです。日本のために優勝できたことが嬉しい」と語っていた。

 カージナルスの同僚も沢山いる強敵・米国との決勝だったが、「初めてでしたけど素晴らしい選手、コーチ陣、監督、スタッフの皆さんがいたので、絶対優勝できると信じていた」と振り返る。この日の試合前、第6回大会を2026年に開催することをMLBのロブ・マンフレッド・コミッショナーが明らかにしていた。3年後、また日本代表としてプレーしたいかという質問に対しては「間違いないです」と即答した。

 また、この日もスタンドからは母・久美子さんと、父・チャーリーさんが試合を観戦。ヌートバーは「日本代表の資格はお母さんのおかげです」と感謝を述べ、「金メダルはお母さんにプレゼントしたいと思います」と笑顔で語った。

(Full-Count編集部)

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