大谷翔平が叶え続ける“世界一”の目標 積年の思いが結実、万感の「WBC日本代表MVP」
花巻東3年時に記した「WBC日本代表MVP」を達成
野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝・米国戦で「3番・指名打者」で先発出場。9回に指名打者制を解除してマウンドに上がり、同僚トラウトを空振り三振に。胴上げ投手となり、最優秀選手(MVP)を受賞した。漫画にも描けない大活躍だった。
大谷による大谷のためのWBCだ。投手として2勝1セーブ、防御率1.86、11奪三振。打者として打率.435、1本塁打、8打点、OPS1.345と異次元の躍動ぶり。花巻東高3年時に記した人生目標シート。27歳の目標だった「WBC日本代表MVP」を29歳シーズンに達成した。試合後のMVP会見では充実した表情で振り返った。
「野球人生の中での獲得したいものの1つとして書いていました。今日、実際に取ることができて。僕がMVPをとったからではなく、日本の野球が世界に通用する。みんなが1つになって。短い期間でしたけど、本当に楽しい期間でした」