現役ドラフト12人の“今” 覚醒モードのオコエは開幕1軍掴むか、出番ない選手も…

DeNA・笠原祥太郎(左)と巨人・オコエ瑠偉【写真:荒川祐史】
DeNA・笠原祥太郎(左)と巨人・オコエ瑠偉【写真:荒川祐史】

オコエはオープン戦14試合で打率.316、戸根は7登板で防御率0.00

 昨年12月に初めて実施された「現役ドラフト」。各球団1人ずつが指名され、新天地に渡った。オープン戦も26日で終了する。ペナントレース開幕を前に、12選手の現在地を検証する。(記録は25日終了時点)

 存在感を放っている1人が巨人・オコエ瑠偉外野手だ。2月17日の紅白戦から実戦13試合連続安打を放つなど躍動。オープン戦14試合出場で打率.316をマークしている。2015年ドラフト1位で楽天入団も7年間で通算236試合出場にとどまった。名門球団で覚醒なるか。

 他にも好調な選手はいる。中日からDeNAに移籍した左腕・笠原祥太郎投手は3月7日の楽天戦で5回無失点、同14日の西武2軍戦でも5回無失点でローテ入りへ歩みを進めている。昨季までソフトバンクに在籍した阪神・大竹耕太郎投手は3登板で防御率3.60。15日のDeNA戦では4回1安打無失点と好投した。巨人から広島に移籍した戸根千明投手は7登板で防御率0.00だ。貴重な左の救援として期待される。

 一方、ヤクルト・成田翔投手は4登板で防御率3.86。ソフトバンク・古川侑利投手は4登板で4.50。開幕1軍は微妙な立ち位置にいる。中日・細川成也内野手は25日のロッテ戦に「3番・一塁」で出場し2打数2安打で打率を.200に。阪神から西武に渡った陽川尚将内野手も.208だ。

 ロッテ・大下誠一郎内野手やオリックス・渡邉大樹外野手は打率.167、西武から加入した日本ハム・松岡洸希投手は防御率13.50と苦しんでいる。また、楽天・正隨優弥外野手はオープン戦出場がない。これらの選手がどんな働きを見せるか。“現役ドラフト1期生”の活躍が注目される。

(Full-Count編集部)

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