ラオウがお願い「エラーしても言わんとって」 ファンが“打球キャッチ”に挑戦

オリックス・杉本裕太郎(左)と紅林弘太郎【画像:PLM】
オリックス・杉本裕太郎(左)と紅林弘太郎【画像:PLM】

パ6球団の春季キャンプで「選手のトレーニングパートナー」募集

 プロ野球選手の打球をキャッチしたい――。パ・リーグ6球団の春季キャンプでは、公式戦タイトルパートナーの「パーソル」が「選手のトレーニングパートナー」を募集。各球団で2人ずつが参加し、懸命にボールを追った。宮崎・清武総合運動公園でのオリックスキャンプでは、又川晴斗さんと清水義一さんが挑戦した。

 又川さんは、スポーツトレーナーを目指す学生。杉本裕太郎外野手のパフォーマンスで球場が一体になった光景に感動したと目を輝かせ、将来は「オリックスのトレーナーになってみたい」と夢を語る。歯科医院長の清水さんは、ファン歴30年以上で応援団にも所属していたことがある大のオリックスファン。50代を手前にして知り合いの先生たちが倒れるなど、働き方を考え直し「やりたいことは今やっておかないと」と応募した。

 杉本は2人に「順番に打って、多く捕った方にこの手袋(バッティンググローブ)をあげます!」と約束。「いけるよー!」「ナイスキャッチ!」と2人に声をかけながら、打球を外野に運んだ。勝負は又川さんの勝利。頑張った2人に対し、杉本はサインを書きながら「結構難しいでしょ。エラーしてもあんま言わんとってくださいよ」とつぶやいた。その後、2人は紅林の打球キャッチにも挑戦した。

「トレーニングパートナー」としての仕事の出来栄えを聞くと、又川さんは「90点くらい」。清水さんは「30点ですね。年には勝てないのか、足がもつれ気味になって……」と悔やしげだった。

(「パ・リーグ インサイト」丹羽海凪)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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