世界一呼んだ“日本の強み”とは? 米専門誌が絶賛…ヌートバーも知らなかった多彩さ

WBCに出場した戸郷翔征、高橋宏斗、伊藤大海【写真:Getty Images】
WBCに出場した戸郷翔征、高橋宏斗、伊藤大海【写真:Getty Images】

決勝戦、日本は7投手をつなぎ2失点…多彩な球種に米国は戸惑い

 世界一に輝いた野球日本代表「侍ジャパン」の投手陣を、米国の専門誌「ベースボール・アメリカ」が特集。「米国代表が、気持ちよく打つことは不可能だった」と絶賛している。21日(日本時間22日)に行われた米国との決勝戦で、登板した7投手が見せつけた多彩な球種に衝撃を受けている。

「日本代表、投手陣の層の厚さで米国代表を下す」というタイトルのこの記事は、激闘となった決勝戦について「最終的には日本の投手陣の層の厚さと才能が勝り、全勝優勝へとつながった」と結論付けている。

 その過程で「シンカー、スライダー、高めの直球、スイーパー(スライダーの一種)、カットボール、ナックルカーブを様々な腕の振りで投げてきたため、アメリカ代表が打席で気持ちよく打つことは“ほとんど不可能”に近かった」と球種の豊富さを絶賛。

 また、侍ジャパンの一員としてプレーしたラーズ・ヌートバー外野手(カージナルス)の「この投手陣がどれだけすごいかは知っていた。だがブルペンの層の厚さは実は知らなかった」というコメントを紹介。「日本の野球文化の根本にあるのは、投手育成の質の高さだ。それが強みであることが証明された」と賛辞を送っている。

 この大会、日本のチーム防御率は2.29で圧倒的な1位。米国は4.20で6位だった。記事は「昔から、優勝をもたらすのはピッチングだと言われているが、日本代表はピッチングを誇りとする日本の野球文化の現在と未来を見せてくれた」と締めくくられている。

(Full-Count編集部)

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