大谷翔平の“史上最高”論に猛反対 ルースとの比較で米識者「意味が分からない」

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

大谷翔平とベーブ・ルースの比較は「馬鹿げている」

 エンゼルスの大谷翔平投手は史上最高の選手ではない……? 米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は、スポーツパーソナリティを務めるマイク・フランセッサ氏が投打二刀流の活躍を披露する大谷とベーブ・ルース氏が比較されてきたことに「馬鹿げているね」と言及したことを報じた。

 大谷は第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で野球日本代表「侍ジャパン」を世界一に導き、大会MVPにも選出されたが、フランセッサ氏は「私はちっとも賛成しない。そう(史上最高と)呼ばれる程の事を彼がしたと私は思わない」と否定的だった。

 その理由は「(大谷の)今までの活躍を私に説明する前に、ベーブ・ルースがしてきたことを調べてごらんなさい」とのことで「レギュラーシーズンとワールドシリーズでルースが残した投手成績を調べてみてほしい。そして打撃成績もね。どうやったらオオタニがルースより優れているという考え方になるのか教えてほしい。全く意味が分からない」と語気を強めた。

 この様子に米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「ルースがこの競技に与えたインパクトは否定できない。しかし持論を述べることで人々の反応を扇動するのが仕事であるフランセッサのような人であっても、ピークを迎えている大谷のような並外れた才能について完全に否定的なのは、奇妙な態度だ」としている。

 さらに、大谷の活躍に否定的な意見がある中で「そうでない残りの人々は次の6か月の間、毎晩のようにオオタニが残すであろう驚異的な偉業に驚かされることだろう」とシーズンでの奮闘を楽しみにしていた。

(Full-Count編集部)

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