考えた“引退”…追い込まれた元助っ人 日本での孤独救った「緑のノート」

2021年まで西武でプレーしたリード・ギャレット【写真:荒川祐史】
2021年まで西武でプレーしたリード・ギャレット【写真:荒川祐史】

「野球をやめそうになった」元西武ギャレットが日本での苦悩を明かす

 元西武のリード・ギャレット投手が、日本での苦悩を明かしている。米地元メディア「Baltimore Banner」では、日本でのプロ野球生活を紹介し「家族と離れて何か月も過ごした後、野球をやめそうになった。そんな彼が再び自分の道を見つけることができたのは、一冊の緑のノートのおかげだった」と胸中を明かしている。

 ギャレットは2020年に西武に入団して、通算110試合で2セーブ、33ホールドをマークした。現在はオリオールズ傘下所属で、メジャーのスプリングトレーニングに招待選手として参加している。そんな右腕を支えているのは家族の存在だった。

 日本では当初、マウンドで大苦戦していたが、それは野球だけの問題ではなかった。異国で妻や息子と離れての生活、グラウンドで急激に楽しめなくなったことなど、すべてのことが問題だった。1歳半の息子と一緒に過ごせたのは3か月だけ。夢を追って地球の反対側に来たものの、代理人に「いつまでこんなことが続けれられるかわからない」と伝えたこともあった。

日本行きはチャンスだが、野球を「続けるべきなのか」苦渋の選択

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