幽霊騒ぎでお祓い、門限破りで“せめぎ合い” 寮長が明かすプロ野球選手の寮生活

かつての寮で起きたお化け騒動…神主を呼んでお祓いも行った

 1軍バッテリーコーチ補佐でもあった道原氏は「1軍の遠征にも行っていたし、寮は遠征から帰った時に見るくらいだった」と言う。それだけに、もしかしたら選手たちはいつ、寮長が出現するかも計算していたのかもしれない。「門限を破ったら罰金とかはありました。規則ですからね。しかし、どう言うんですかねぇ、みんな活躍しましたし、練習もよくしましたよね」。そんな“せめぎ合い”も昔ならではのエピソードとはいえそうだ。

 幽霊騒ぎもあったという。「紀藤(真琴投手)が何かを見たというからね。神社の神主さんにおはらいをしてもらったことがありましたね。やはり、そういうのはあまりいいものじゃないですからね」。嘘かまことか、枕元に女性の幽霊がいたという説もある。当時は“紀藤が祈祷師を呼んだ”なんてダジャレみたいに言われていたそうだが、球団の方もそんな選手の訴えにきっちり対応し、不安を取り除いていたわけだ。

「僕は3年間、あそこ(三篠寮)で生活しましたけど、何にもそういうことはなかったですけどね。紀藤はそういうのが強かったんでしょう」。ちなみに、そんなおはらい効果もあったのか、紀藤は1988年にプロ初勝利をマークするなど4勝3敗、1989年はリリーフでリーグトップの61試合に登板し、4勝1敗7セーブと活躍するなど台頭。時期はずれるが、1994年には先発の柱として16勝5敗の好成績も残した。

(山口真司 / Shinji Yamaguchi)

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