阪神に現れた右の大砲、WBCの裏で“新顔”が高評価…セイバー目線のOP戦セMVP

DeNAドラ3林は新人最多の打席数、中日・福永らもアピール

 ランキングに出ていないチームのwRAA1位は以下の通り。

広島:マット・デビッドソン wRAA2.07、16試合47打席、OPS.763、本塁打2
DeNA:山本祐大 wRAA3.15、12試合19打席、OPS1.063、本塁打0

 広島のトップは新外国人のデビッドソン。長打力不足に悩む広島の救世主となれるか。DeNAは捕手の山本祐大。打席数は少ないながらも16打数7安打2四球で出塁率.500を記録。伊藤光、戸柱恭孝との正捕手争いの一角となっただろう。

 ルーキーで打席数を与えられた上位の選手を見てみよう。
林琢真(DeNA)59打席、OPS.679
森下翔太(阪神)58打席、OPS.946
福永裕基(中日)51打席、OPS.756
門脇誠(巨人)50打席、OPS.667

 DeNAドラフト3位の林はセの新人野手で最も打席数を与えられた。守備力は評判通りの高レベル。打撃でも打率.296は合格点といえよう。DeNAには牧秀悟というレギュラー格がいるため当面は森敬斗、京田陽太、大和らとショートのポジション争いに加わることになるだろう。

 中日の福永はドラフト7位入団の26歳内野手。打率は.244ながら5四球と選球眼の良さを発揮し出塁率.333。OPSも.756と及第点だった。巨人のドラフト4位・門脇はチームで最も打席数を与えらるほど期待がかけられている。ポスト坂本勇人として、中山礼都とショートのポジション争いに参戦することだろう。

燕ドラ1吉村は防御率0.53の安定感、阪神・石井は驚異の奪空振り率

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