新ルールは「既に嫌い」 “時短”のために宣告も…抗議で意味なしに「行き過ぎ」

メッツのジェフ・マクニール【写真:ロイター】
メッツのジェフ・マクニール【写真:ロイター】

新ルール「ピッチクロック」に各地で不満の声

 今季から導入されている新ルール「ピッチクロック」にメジャー開幕戦が行われた各地で不満が続出している。メッツとマーリンズの一戦では“走者”が打者の時間を奪ってしまい「本当に行き過ぎている」「もううんざりだ」などの声が多数あがっている。

 問題のシーンは6回2死一、三塁で起こった。一塁走者のピート・アロンソ内野手が帰塁に時間がかかってしまい、球審がピッチクロックをコールした。打者のジェフ・マクニール内野手は、ストライクが宣告され、納得の行かない表情だった。その後、メッツのバック・ショーウォルター監督が抗議に出てきたため、ファンは「監督が抗議している時間を考えると、もう1球投げられたはずだ」「新ルールはスピードアップのためにあるものだと思っていた」など、“時短”になっていないとの指摘も見られた。

 また、レッドソックスのラファエル・デバース内野手は8回無死のカウント1-2から8秒以内に打席に入らなかったため自動ストライクとなり、ピッチクロックによる初のアウト宣告がされた。米メディア「トーキン・ベースボール」では「デバースはMLB史上初のピッチクロック違反によってアウトになった」とツイッターに投稿すると、「ピッチャーですら準備できていなかった」「新ルールを既に嫌いになっている自分がいる」と不満のコメントが多数みられた。

【実際の映像】え…何が起こった? 打者も走者も両手を広げて“困惑”の時間

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY