千賀滉大の“修正力”を指揮官称賛「誇りに思う」　初回大ピンチ招くも最少失点

初回、無死満塁のピンチも“宝刀”で切り抜ける

■メッツ 5ー1 マーリンズ（日本時間3日・マイアミ）

　メッツの千賀滉大投手は2日（日本時間3日）、敵地・マーリンズ戦で初登板初先発し、5回1/3を投げ3安打8奪三振3四球1失点でメジャー初勝利を挙げた。メッツのバック・ショーウォルター監督は「彼はいい仕事をした。誇りに思うよ」と称賛した。

　初回、1番・アエラスに中前打を浴び、続くソレアへの5球目のフォークが暴投となると、6球目を右翼二塁打とされ1点を失った。その後も2連続四球で無死満塁としたが、グリエル、サンチェスから2者連続空振り三振を奪い、バーディを右飛に打ち取ってピンチを切り抜けた。指揮官は「立ち直る力を見ることができた。我々が獲得したいと思わせてくれた彼の一面を色々見せてくれた」と修正力を称賛した。

　2回は先頭・スターリングズを歩かせるも、併殺を奪って3者凡退とした。その後は四死球もゼロ、5回にアラエスに許した安打1本に抑え、3点リードの6回に先頭のチザムから空振り三振を奪ったところで降板となった。「後ろで守る野手もいい守備を見せてくれた。彼もいくつかの球種において制球力が戻り始めていたし、カウントを有利に進めていた」と上々のメジャーデビューにうなずいた。

（Full-Count編集部）