千賀滉大は「手が付けられない投手に変貌」 8K快投をNYメディア絶賛「お化けを開放」

マーリンズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:Getty Images】
マーリンズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:Getty Images】

敵地マーリンズ戦でメジャー初登板初先発

■メッツ 5ー1 マーリンズ(日本時間3日・マイアミ)

 メッツの千賀滉大投手は2日(日本時間3日)、敵地・マーリンズ戦で初登板初先発し、5回1/3を投げ3安打8奪三振3四球1失点でメジャー初勝利を挙げた。初回こそピンチを招いたものの、見事に立ち直り、武器でもある“お化けフォーク”で8三振を奪った。デビュー登板で見せた好投を、地元メディアも絶賛している。

 初回はアラエス、ソレアに連打を浴びて1点を失うと、その後連続四球で無死満塁のピンチを招いた。しかしここから元DeNAのグリエル、サンチェスをフォークで空振り三振に仕留め、バーディを右直に打ち取ってピンチを切り抜けた。

 その後は5回の安打1本に抑え、3点リードの6回、先頭のチザムから空振り三振を奪ったところで降板となった。88球を投じて最速は99マイル(約159.3キロ)、三振はすべてフォークで奪った。立ち上がりに苦しみながらも、修正して快投を見せた“ルーキー”を地元メディアもこぞって称賛。放送局「SNY」は「日本のスターはメジャーのデビュー戦で評判通りの素晴らしさだった。不安定だった初回を乗り切り、マーリンズを支配した」と伝えた。

「ニューヨーク・ポスト」は、「コウダイ・センガはゴーストピッチでマーリンズ打線を欺いた。初回を何とか切り抜けた後、手が付けられない投手に変貌した」、地元紙「ニュースデイ」も「センガがお化けを開放し、結果は(お化けのように)恐いくらい素晴らしいものだ」と評価する声が並んだ。

(Full-Count編集部)

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