千賀滉大のフォークを「誰も打てなかった」 敵将も脱帽の軌道「変化が遅かった」

マーリンズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】
マーリンズ戦に先発したメッツ・千賀滉大【写真:ロイター】

マーリンズ指揮官「タフな空振りを何度かしてしまった」

■メッツ 5ー1 マーリンズ(日本時間3日・マイアミ)

 メッツの千賀滉大投手が2日(日本時間3日)、敵地マイアミでのマーリンズ戦でメジャーデビューし、白星を飾った。立ち上がりは苦しんだが最少失点でしのぎ、6回途中を8奪三振1失点。マーリンズのスキップ・シューメーカー監督は宝刀フォークについて「誰も打てなかった」と脱帽した。また、マーリンズの選手からは「偉大な選手になる」「前評判通り」と称賛の声があがった。

 初回にいきなり連打で失点。さらに連続四球で無死満塁のピンチを招いたが、千賀はここで立ち直った。結局、88球を投げて5回1/3を1失点。地元紙「マイアミ・ヘラルド」によると、白星を献上したマーリンズ指揮官は「1、2回は苦しんだが、その後改善した」と千賀を評価。回を重ねるにつれて「速球が良くなり、明らかにフォークを助けた」とし、フォークに対して「タフな空振りを何度かしてしまった。誰も打てなかった。変化が遅かった」と論評した。さらに「5回以上を投げたことは、褒められるべきこと」とも述べた。

 米紙「ニューヨーク・ポスト」はマーリンズの打者の千賀評を紹介。4番のアビサイル・ガルシア外野手は「彼は偉大な選手になると思う」と称賛し、ジェイコブ・スターリングス捕手は「前評判どおりだ」 「彼の球は良かったよ」と振り返った。また、ジョーイ・ウェンドル内野手は「彼は本当にいいものを持っている。球種が多くて、ボールが異なる方向に向かっていく」と述べている。

 敵将も選手も絶賛した千賀。次はどんな投球を見せてくれるだろうか。

(Full-Count編集部)

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