大谷翔平の“魔球”は「ベースを横切る」 WBC米国監督が驚嘆…窮地で見た真価

エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

WBCで米国率いたデローサ氏「一日中、打者を悩ませていました」

 エンゼルスの大谷翔平投手が放つ“マウンドでの凄み”に、第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を戦った米国代表監督のマーク・デローサ氏が唸っている。今季初勝利を挙げた5日(日本時間6日)のマリナーズ戦での大谷の姿に注目。噂の魔球「スイーパー」について「一日中、打者を悩ませていました」と述べた。

 WBC決勝で9回に守護神として米国打線をねじ伏せた二刀流は、シーズンが開幕してからもマウンドの度に周囲に衝撃を与えている。「MLBネットワーク」の番組に出演したデローサ氏は6回3安打1失点だった大谷の投球について言及。スライダーとカーブを合わせたような横変化を見せる球種に「フリスビーのようなスイーパーでした。ホームベースを(端から端まで)横切る動きでした。奥行きはなく、平行移動する感じでした」と振り返った。

 さらに「私が感心させられた」と挙げた場面は、2回2死一、二塁のピンチ。昨季の新人王、フリオ・ロドリゲスを打席に迎えても「平然としていた」と驚いた。「彼がどういう様子だったかというと『これが自分の投げる球で、これが本来の自分の姿』だと示すようでした。それでほぼ99%勝負を制してしまっているのです」と強調。窮地でも動じない強靭なメンタルが表れたシーンが忘れられないようだった。

(Full-Count編集部)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY