「韓国の大谷翔平」夢見る18歳の現実 開幕1軍も2試合で2軍へ…二刀流実現には“壁”

侍ジャパンの一員として活躍したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】
侍ジャパンの一員として活躍したエンゼルス・大谷翔平【写真:ロイター】

キウムのキム・ゴンヒは高卒ルーキーながら1軍オープン戦に投打で出場

 投打二刀流で活躍するエンゼルスの大谷翔平投手は、今や日本だけでなく世界の野球少年の憧れだ。同じく二刀流での活躍を夢見る若者も多いが、実現には大きな困難が伴う。韓国プロ野球のキウムに今季入団した18歳のキム・ゴンヒ投手もそんな1人だ。

 韓国メディア「OSEN」が「韓国の大谷を夢見る有望株 2軍落ちでも捨てない投手への欲」というタイトルで伝えている。韓国・ウォンジュ高から昨年のドラフト1巡目、全体6位指名を受けてキウムに入団した。高校時代は主に捕手としてプレーしながら、週末のリーグ戦では投手として投げていた。ドラフト時には投手としての評価も高まっていた。

 記事は「昨年末のキャンプから、投打兼業を準備し、他の選手の2倍近い練習量をこなした」としている。新人ながら1軍のオープン戦にも出場し、打者としては16打数2安打で打率.125、投手としては1/3イニングの登板に終わり防御率108.00だった。

 ただ開幕1軍入りし、2試合に出場して2打数無安打、1四球という成績を残したところで、先発投手を登録するために2軍行きとなった。キウムのホン・ウォンギ監督は「2軍に行く前にキム・ゴンヒに訪ねたが、まだ投手を諦めていなかった。(投手もしたいという)欲があったので、思う存分やりなさいと伝えた。2軍のスタッフにも、投打兼業の練習スケジュールを伝える計画だ」とし、夢を後押ししている。

投手の才能評価する監督も…本音は「打者に重点を置いてほしい」

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