大谷翔平の史上最高800億円超契約は「当然」 最強左腕が太鼓判「真のユニコーン」

エンゼルス・大谷翔平(左)とドジャースのクレイトン・カーショー【写真:ロイター】
エンゼルス・大谷翔平(左)とドジャースのクレイトン・カーショー【写真:ロイター】

地元紙「彼の比類なきスキルに野球界がどれほどの価値をつけるのか」

 今季終了後にFAとなるエンゼルスの大谷翔平投手は、変わらず大きな注目を集めている。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」は「6億ドル? ショウヘイ・オオタニがMLB史上最高額の契約へと順調に向かっている」として約801億円の超大型契約となる可能性を指摘した。

 投打二刀流で席巻する大谷を、同紙は「メジャーで最高の投手であり、最高の打者の一人である。誰よりもボールを強く投げ、遠くに打ち、速く走る。5年前に日本からやってきたとき、これほどまでに支配的になるという考えは笑い話でしかなかったが、今は、それが普通になっている」と称える。「彼の比類なきスキルに野球界がどれほどの価値をつけるのか、間もなく明らかになる」と巨大契約を予想した。

 7月に29歳となるため「全盛期にFAとなる彼は、北米のプロスポーツ界で最も高額な契約という新たな記録を打ち立てることを期待されている。少なくとも、球団幹部や代理人、コーチや選手に至るまで、球界ではそのような認識で一致している」と見る。

 その金額について、「あるメジャーリーグの関係者は匿名を条件にして提示額は5億ドル(約667億円)から始まり6億ドル(約801億円)に達すだろうと語った。ある代理人は、オオタニが12年6億ドルの契約を結ぶだろうと予測している」と分析。またスポーツ選手の契約にフォーカスした「Spotrac」が大谷の契約評価額(査定額)を明らかにしたとして「投手として8年2億3000万ドル(約307億1000万円)、打者として10年3億3300万ドル(約444億7000万円)。合わせて5億6300万ドル(約751億8000万円)」と試算した。

 現在のメジャー史上最大は、マイク・トラウトが結んだ12年4億2650万ドル(約569億5000万円)の契約延長。ドジャースで3度のサイ・ヤング賞を誇る“最強左腕”のクレイトン・カーショー投手も「(大谷は)真のユニコーンだ。史上最高額の契約を得ることは確実だろう。現時点では、それは当然のことだと思う」と語っている。

 同紙は、大谷を獲得すれば戦力面はもちろん、日本からの収益を見込めることにも着目。昨季までに、エンゼルスが大谷関連の球場広告とマーケティング契約で年間約1000万ドル(約13億3000万円)を稼ぎ出していることを理由に、資金力のある球団が大谷争奪戦を繰り広げるだろうと予想。候補としてドジャーズ、メッツ、ヤンキース、ジャイアンツ、パドレスを挙げた。大谷のメジャー6年目のシーズンは始まったばかりだが、周囲は騒がしくなる一方だ。

(Full-Count編集部)

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