「大谷選手の肌を守りたい」野球選手×化粧品…異例のコラボ実現までの舞台裏

化粧品メーカー「コーセー」の小林一俊代表取締役社長【写真:小谷真弥】
化粧品メーカー「コーセー」の小林一俊代表取締役社長【写真:小谷真弥】

大谷は化粧品メーカー「コーセー」とグローバル広告契約「非常に効果があった」

■エンゼルス ー ナショナルズ(日本時間12日・アナハイム)

 化粧品メーカー「コーセー」の小林一俊代表取締役社長は11日(日本時間12日)、カリフォルニア州アナハイムで行われるエンゼルス-ナショナルズ戦で始球式を務める。エンゼルス・大谷翔平投手が「3番・投手」で投打同時出場する試合での大役。「始球式は初めてです。(大谷の登板日で)びっくりしました。非常に嬉しいなと思っています」と笑顔を見せた。

 大谷とは今年からグローバル広告契約を結び、エンゼル・スタジアムの電光掲示板でも大谷を起用した「コーセー」の広告を打っている。「大谷選手のファンをきっかけに当社の商品を使ってみたいというファンが増えています。男性のお客さんがすごく増えてまして、非常に効果があったんじゃないかと思っています」と話した。

「今までは野球選手と当社のご縁はなかった」という意外なコラボレーション。それでも、小林社長は「随分前から」大谷の魅力を感じていたという。「人柄と野球にかける情熱。若い時から夢を1つずつ実現していくところに我々も共感していました。大谷選手とご縁はないかなと思っていました。意外性が広告としてはインパクトはあったんじゃないかと思います」と語る。

 大谷が本拠地とするアナハイムの紫外線は強い。「我々としては『大谷選手の肌を守りたい』というコンセプトで。今回は『キャラクターとして起用させてもらうわけではない』とお話をさせてもらったら、喜んで受けてもらったので。非常に良かったなと思っています」と抜擢の舞台裏も明かした。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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