打者が立っているだけで「3点入った」　バット振らぬ“珍猛攻”は「瞬時に本塁行った」

相手の隙ついた西武ナイン…わずか2球で3人の走者が生還

■西武 6ー2 日本ハム（16日・エスコンフィールド）

　西武は16日、打者がバットを振っていないのに3点を入れる“珍猛攻”を見せた。エスコンフィールド北海道での日本ハム戦。満塁の大チャンスから、わずか2球で走者が全員生還。瞬時の判断が導いた走塁意識に、ファンは「ホームランがなくてもヒットがなくても得点できる走塁こそ最大の攻撃」と絶賛した。

　9回に2点リードとなり、なおも2死満塁で佐藤龍が打席に立った直後だった。日本ハム・石川の3球目はベースの手前で大きく跳ねて暴投に。捕手の宇佐見がボールを見失っている間に、三塁走者の金子が悠々と生還。さらに二塁走者の柘植も本塁を陥れた。2死三塁となった直後の4球目もワンバウンドとなり、宇佐見が前にこぼした。すると、隙をついて三塁走者の愛斗が一気にホームに滑り込んだ。

　相手のミスとはいえ、わずか2球での電光石火を「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeが注目。ファンからは「愛斗はあの弾き方で瞬時に本塁行ったのは判断早すぎる」「龍世立ってるだけで3点入ったやんけ」「佐藤龍世、威圧感だけで3点を取ってしまう」「あの弾き方で帰ってこられたらたまったもんじゃない」などとコメントが並んだ。