DeNAバウアー「野球は野球だ」 最速156キロ…衝撃の日本デビュー「今の段階で100%」

イースタン・リーグの西武戦に先発したDeNAのトレバー・バウアー(右)【写真:荒川祐史】
イースタン・リーグの西武戦に先発したDeNAのトレバー・バウアー(右)【写真:荒川祐史】

2軍西武戦で4回6K無失点「最終的に100球、120球を投げる準備が必要」

 DeNAの新外国人トレバー・バウアー投手が16日、神奈川・横須賀市の横須賀スタジアムでのイースタン・リーグ西武戦に先発し、4回を投げて4安打6奪三振で無失点と好投した。右腕は「全体的に良かったが、特にストレートが良かった。球速には満足しています。体の状態も、コントロールもボールの動きも良かったよ」と振り返った。

 2020年サイ・ヤング賞右腕の来日初登板。初回に三振を奪った際に、刀パフォーマンスを披露。3回には1死二、三塁でギアを上げ、連続三振を奪った。球団のトラックマンシステムで最速は156キロを計測した。

 右腕はピンチでギアを上げたことに「とにかく失点しないことを考えていた」と説明。「3回のピンチはどれだけ出力を上げられるかを試すのにいい機会だった。いい感覚だった」と振り返った。

 そして、日本のマウンドやストライクゾーンについて「それほど変わらないと感じた」と強調。「打者のアプローチは少し違うと思うが、これから勉強していきたい。全体的に、野球は野球だと思った」と述べた。

 3月24日に入団会見を行い、慎重に調整を進めて迎えた初マウンド。「球数、イニングを伸ばしていく作業が必要になるが、今の段階では100%に近い投球ができた」と手応えを口にし、「最終的に100球、120球を投げる準備が必要。チームと話し合いながら調整していきたい」と先を見据えた。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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