“MLB寄り”の裁定は「不公平」「ズル認めろ」 シャーザーの処分巡りファン賛否

ドジャース戦で違反投球の指摘を受けたメッツのマックス・シャーザー(右)【写真:ロイター】
ドジャース戦で違反投球の指摘を受けたメッツのマックス・シャーザー(右)【写真:ロイター】

シャーザーの処分に「酷い判定だ」ファン痛烈批判

■メッツ 5ー3 ドジャース(日本時間20日・ロサンゼルス)

 MLB機構は20日(日本時間21日)、メッツのマックス・シャーザー投手に、不正物質に関する使用禁止のルールを破ったとして10試合の出場停止と罰金を課すと発表した。この発表にファンは「これはとても不公平だ!」「潔く、ズルしたって認めろよ」など、賛否の声を上げている。

 地元放送局「SNY」は公式ツイッターで「シャーザーは10試合の出場停止処分を受け入れ、今夜から(処分を)開始する」と報じた。シャーザーは納得がいかず「不服の申し立てを行うプロセスを見てみた」と明かすと、「中立の立場の仲裁人を介して行われると思っていたが、そうではなかった。MLBを通して行われる。そのプロセスを考えると、私にとって有利な結果にはならないだろう。私は(不服の申し立てを行わず)処分を受け入れることにした」と自身の考えを示した。

 シャーザーは、19日(同20日)のドジャース戦に先発登板。審判団から注意を受け「汗とロジンだけだ」と主張するも、不正物質が手に付いていたとして退場処分を受けていた。MLB機構は「該当する場面のビデオと、審判団からの報告を含むレポートを検証した。その結果、試合序盤に用具を変更するよう警告が出されていたのにも関わらず、シャーザー氏は4回裏に公式野球規則で定められた不正物質使用違反を犯したことが発覚した」と発表している。

 今回の処分に「酷い判定だ」「中立の仲裁人を与えないて信じられない」「MLB、恥を知れ」とMLB機構を痛烈批判するファンも見られた。またシャーザーに対して「不服申し立てをしないということは、罪を認めることだ」「なにか後ろめたいことがあるのかな」と厳しく当たるファンも見られた。

(Full-Count編集部)

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